2月27日土曜日の、13時から17時まで「いらんわマイナンバー大阪訴訟団」が行った「マイナンバーホットライン」の報告です。 　当日は3名の弁護士が待機しました。午後1時過ぎに最初の相談があったものの、その後約1時間は電話はならないような状態で、相談は全部で8件でした。
　相談者は週刊金曜日、インターネット、ビラでホットラインを知ったとのことです。地域としては大阪3人、中部1人、関東4人でした。女性が6人で男性が2人でした。

　相談内容は役所や職場でのマイナンバーの提示についての相談が主なものでした。役所については提示についての法的義務はないとはっきりと答えられるのですが、職場については法的義務がないというだけでは実際に不利益を被った場合にどうするかについても丁寧な返答が必要でした。幸いにも、弁護士が労働者弁護団に属しており労働相談や労働裁判を常日頃からになっておられるので、雇い止め等についての裁判のこと等も丁寧に説明されていました。

　その後、3月に入って、「マイナンバーを提供しないなら、4月以降の契約を更新しない（雇い止めにする）」という相談をホットラインにしてこられた派遣労働者の方からお礼の電話が入りました。弁護士から「明らかに違法です」と言われたので、会社に改めて「番号は提供したくない。提供の義務はなく、雇い止めは違法だと聞いた」と言ったところ、会社は大慌てとなり、幹部社員が出てきて、4月以降も雇用継続するということになったそうです。「ありがとうございました」とのことでした。

　今回の電話相談は、マスコミの報道もなく、相談件数も少なかったのですが、参加者は全員やってよかったという感想でした。次回やるとすれば、どこか地域を決めてビラまき等を集中的におこない、不安を持っている市民とつながっていきたいと考えています。